学生・研修医の方へ

NAGASAKI University Hospital

Gastroenterology
and Hepatology

長崎で一緒に働こう!

教授からのメッセージ

ポンペの精神を大切にし、
長崎に根差した医師を
育成したい

教授 宮明 寿光

Hisamitsu Miyaaki

長崎大学消化器内科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
長崎大学消化器内科は2009年に誕生し、今年で16年目を迎える比較的新しい教室です。一方で、その土台となった第一内科および第二内科の消化器グループは、100年の歴史を有しています。また、長崎は日本の西洋医学発祥の地であり、長崎大学医学部の歴史は1857年、ポンペ・ファン・メールデルフォルトによる医学伝習の開始に始まります。

消化器内科は、消化管、肝臓、胆嚢、膵臓と、対象とする臓器も幅広く、扱う疾患も多岐にわたります。早期から進行癌に至る悪性腫瘍、ヘリコバクターやウイルス感染症、潰瘍性大腸炎や自己免疫性膵炎などの自己免疫疾患、MASHなどの代謝性疾患など、患者数も多く、医師として関わるべき領域が広がっています。我々の教室には、内視鏡治療を通じて早期癌の診断や治療を行うスペシャリストや、潰瘍性大腸炎や進行癌に対して適切に薬剤を管理する消化器内科医など、多様な人材が集まっています。

私たちは、卒業後は内科、消化器の専門医取得を目指し、あらゆる消化器疾患に対応でき、地域医療を支える総合消化器内科医の育成を行っています。専門医取得後は、内視鏡治療や炎症性腸疾患(IBD)、化学療法などの高度な技術や知識を有する消化器内科エキスパートや、消化器研究を行うPhysician Scientistなど、さまざまな若手医師のニーズに応える教育システムを提供していきたいと考えます。

現在、臨床研修後に美容外科に進む「直美」のようなケースがマスコミで取り上げられていますが、皆さんは今後数十年にわたり医師としてのキャリアを歩むことになります。QOLに費やす時間よりも、仕事に費やす時間が圧倒的に長くなることと思います。だからこそ、やりがいのある仕事に就くことが大切ではないでしょうか。消化器内科医の仕事は決して楽ではありませんが、内視鏡やエコーといった高度な技術と、化学療法やIBDの管理などの高度な知識を融合させた、非常にやりがいのあるものです。
長崎大学医学部の開祖ポンペの言葉として「医師は自らの天職をよく承知していなければならぬ。ひとたびこの職務を選んだ以上,もはや医師は自分自身のものではなく,病める人のものである。もしそれを好まぬなら,他の職業を選ぶがよい。」
私たちは、このポンペの精神を大切として長崎に根差した医師育成を行います。ぜひ長崎で一緒に医師としてのキャリア形成を始めましょう。

医学部教育

長崎大学消化器内科では現在、1年生から6年生までの科目や実習を幅広く担当しています。低学年での病院実習や超音波演習、消化器系、診断学、PBL(problem based learning)、臨床実習などです。
消化器系はカバーする臓器や疾患が多く、とっつきにくい科目だと思われがちですが、一つずつ学べば相互のつながりも見えてきて興味深い分野です。患者さんも多く、全身の各臓器とのつながりも多く、医学を学修する上では重要です。
講義や実習の中で医学生の皆さんが消化器系に興味を持てる様、そして卒業後に安心して消化器疾患の診療にあたれる様に、講義や実習を充実したものにしてお待ちしております。是非一緒に学んでいきましょう。

長崎での勤務を考えている先生方へ

長崎大学消化器内科は年齢・性別・経験・出身大学・診療科を問わず長崎の地で消化器内科を学びたい・実践したい先生方を募集しています。様々な選択肢を提示できると思いますので、まずは一度ご連絡ください。

問い合わせ先

長崎大学 消化器内科
(担当:佐々木 龍)

〒852-8501
長崎市坂本1丁目7番-1号

TEL 095-819-7481

FAX 095-819-7482

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