診療案内

消化管グループ

消化管グループの主な診療

長崎大学消化器内科消化管グループでは、全消化管の良悪性疾患全般を対象とした診療を行っています。最新の知識と技術を積極的に取り入れ、国内外の学会や論文発表を通じて研鑽を重ね、常に最善の医療の提供を目指しています。

ESD

早期消化管癌(食道、胃、大腸)に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)においては、豊富な症例経験と高い技術力を有し、他院で治療困難と判断された症例も積極的に受け入れています。さらに、早期咽頭癌に対する低侵襲治療として鏡視下咽頭(喉頭)悪性腫瘍切除術(ELPS)を行っています。十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療は、EMRやESDに加え、胃食道外科の協力のもと十二指腸-腹腔鏡内視鏡合同手術(D-LECS)も積極的に実施しています。

光線力学的療法(PDT)

放射線療法後の遺残再発食道癌に対する光線力学的療法(PDT)も行っており、PDTの実施可能施設は九州で4施設のみ、長崎県内では当院が唯一の実施施設となっています。

治療前

PDT

PDT 5ヶ月後

内視鏡的筋層切開術(POEM)

食道アカラシア・食道機能障害に対する検査や内視鏡的筋層切開術(POEM)を2012年より行っており、術後の運動機能評価を含めた包括的な管理体制を整えています。昨今増加している難治性逆流性食道炎に対しては、24時間pHモニタリングなどの検査や診療体制を完備し、近年保険適応となった内視鏡治療(ARMS)も実施可能です。

炎症性腸疾患(IBD)・小腸疾患

炎症性腸疾患(IBD)に対しては、既存治療薬に加え、最新の生物学的製剤・免疫抑制剤を積極的に導入しています。最新の知見に基づき、患者さん一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた最適な治療を行っています。また、外科と密に連携し手術が必要な重症例へも対応しており、地域のIBD診療の中心的役割を担っています。
さらに、小腸疾患の診断・治療にも注力しており、カプセル内視鏡・ダブルバルーン内視鏡を導入し、小腸出血や小腸腫瘍、クローン病などの小腸疾患の早期診断と低侵襲治療を実現しています。

当院における生物学的製剤/
JAK阻害薬の処方実績

(2024年10月〜2025年4月)

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